Faculty of
Humanities

文学部英語文化学科

英語つながる世界

学科概要少人数制で英語の基礎力を養う

英語文化学科では、1?2年次に開講されている学科基礎科目の多くをネイティブ?スピーカーの教員が担当し、
少人数制で英語の4技能(読む?書く?聞く?話す)の基磯力を養います。
さらに、英語力をより発展させるために、プレゼンテーション、ディスカッション、通訳、翻訳などの「実践英語科目」が用意されています。

また、専門分野は、「文学?文化専修」「言語?コミュニケーション専修」の2つの専修に分かれています。
多彩な授業を取りながら関心の深い分野について専門的な学びを追求し、
4年次には、集大成として興味のあるテーマについて英語で卒業論文を執筆します。

専修

文学?文化専修
その地域の言語文化を最も色濃く反映するのが文学です。本専修では、欧米に限らず英語圏に根差した文学を読み解きながら、文化、社会、歴史、思想などの様々な領域を幅広く学びます。小説に登場する人物の人種による役割や考え方、行動に投影される社会的背景を考察していきます。物語の背景にあるフェミニズムやジェンダー、人種、移民問題、貧困問題、そして環境問題に至るまで、関心を広げ深く探求します。また、作者の意図や真意を探るだけでなく、作品中に描かれる社会問題や差別意識などを日本と比較し、分析していきます。
言語?コミュニケーション専修
単なる語学学習を超え、英語はもちろんのこと、母語である日本語を含め世界で話されている言語そのものをさらに深く研究したり、言語?非言語情報の伝達を通して行われるコミュニケーションのメカニズムについて学んだりします。言語の歴史や音声現象、語?文の構造、会話の仕組みなど、言語を様々なレベルにおいて学び、社会?文化といった「ことば」を取り巻く環境にも目を向けることによって、言語コミュニケーション活動の本質を探求します。男女のコミュニケーションの違い、英語の比喩表現(メタファー)、世界の様々な言語の比較、映画?テレビドラマ?小説の日本語-英語間の翻訳など、トピックも様々です。

学科の目指すもの

英語は、世界を結ぶ言語であるのと同時に、地域社会の歴史に根ざした言語でもあります。英語の言語文化の多様性と可能性を探るとともに、英語文化の視点から、私たちの母語である日本語の文化との関わりについても考えます。

英語のさまざまな運用力を主体的にしっかりと習得するのと同時に、英語圏をはじめとする異文化への関心をいだき、国際的な感覚、視野、展望を意欲的に広げていってください。また、常に問題意識と好奇心を持ち、自らその解決、解明に努め、自己の考えを積極的に発信できるようになってください。

英語文化学科での4年間の学びを通して、学生一人ひとりが「英語を学ぶ」ことと、「英語で学ぶ」ことを並行して推し進めていきます。

学びのポイント

学ぶ安心感のある少人数授業

コミュニケーション、英語圏文学、英語学などさまざまな専門分野の教員が、少人数クラスで、学生一人ひとりに目を配っています。たとえば、1年次の「Oral English」や1年次ゼミの「基礎演習」は1クラス10人程度で行われ、学生が積極的に授業に参加でき、クラスメートとのつながりが生まれやすい環境が作られています。
また、教員との密なつながりを通して、それまで知らなかった学問的な世界や将来の目標を見つけることができます。英語文化学科には「文学?文化専修」「言語?コミュニケーション専修」の二専修があり、各専修での学びを通して、4年次にはこれまでの集大成として英語で卒業論文を執筆します。教員の指導のもと、自分が見つけた課題について論を組み立て、結論を出していくプロセスを学びます。

知る英語力を高め好奇心を追求

海外留学と同じような環境

ネイティブ?スピーカーの教員によるオール?イングリッシュの授業が充実しています。特に、1年次の「Oral English」の授業は、1クラス10名程度で週に4回開講されています。その他にも、1?2年生向けに Writing や Listening、1年間で重要な英単語1600語?英熟語1000語の構築を目指すVocabulary Buildingなどの「学科基礎科目」、3?4年生向けに英語力をさらに伸ばすための「実践英語科目」が用意されています。
英語の習得だけではなく、英語を使ってアカデミックな内容を学ぶこともできます。「国際教養講義」という外国人教員が英語で行う専門講義もあり、日本にいながら、海外の大学で行われるような講義を受けることができます。授業はもちろん、教員との日常会話も英語で行われ、国内にいながら海外留学と同じような環境で専門知識を身に付けることが可能です。

主体的に学びを深める

また、在学中に多くの学生が留学します。英語文化学科では、学生の留学支援の一環として、1年生は3回、2年生は2回、TOEIC? テストを受験することになっています。この試験は、学生の英語力の向上を測る方法の1つでもあり、また多くの学生が自分が目標とするスコアの獲得のために、モチベーションを高く持って英語学習に取り組んでいます。
もちろん、留学でだけでなく、本学で開設されている多彩な授業科目を通して、学生が主体的に自身の学びを深めることができます。

未来へ女性としてのキャリア育成

多彩多様な分野での活躍

英語文化学科では、英語力や専門的知識を身につけ、女性が自分らしいキャリアを築いていくことができる教育を提供しています。通訳や翻訳に必要な基礎力を養うための授業や子どもに英語を教えることを専門的に学ぶ授業もあります。その他には、大学共通科目の中にTOEICやTOEFL、IELTSのスコアアップに役立つ知識やスキルを学ぶ授業なども用意されています。
また、英語力や専門的知識を習得する過程の中で、主体性やコミュニケーション能力、論理的思考力、情報収集力などが身に付きます。これらの力は、卒業後にどんな道に進んだとしても必ず役に立つでしょう。
将来は、英語の教員をはじめ翻訳家、通訳、児童英語指導者、日本語教師、その他英語力を活かして活躍することのできるさまざまな道が開かれています。航空業界(客室乗務員、グランドスタッフ)や金融業界など、英語対応が求められる職種はもちろんのこと、多種多様な分野で、卒業生は大学で培った力を発揮し、活躍しています。

初年次教育?サポート

相談しやすい環境作り

高校までの学習が大学の専門的学びへとスムーズに移行できるように、専任教員が分担して1年生のアカデミック?アドバイザーになります。4月に顔合わせを行い、わからないことや困ったことがあった時に担当教員へ相談できるような環境作りを行っています。
1年次後期の「女性とキャリアⅠ」の授業(必修)では、アカデミック?アドバイザーとの個人面談の機会を設けています。また、この授業では、4年生の先輩から、これまでの学生生活や卒業論文、就職活動への取り組み等について話を聞く機会もあり、先輩方の経験やアドバイスを今後の学生生活に活かしたり、就職活動への理解を深めたりすることができます。さらに、大学で学んだことを活かして社会で活躍する卒業生の講演もあり、卒業後の進路やキャリア、これまでの経験や資格などについて聞くことができます。

教員養成へのサポート

多角的な英語教育の理解

英語文化学科で高等学校教諭、中学校教諭を目指す方は1年次から教職科目の履修を開始し、徐々に実践的な学びを深めていきます。2?3年次には、「英語科教育法」という授業で英語教育の基礎と実践について学び、英語教員に必要な知識と指導技術を身に付けます。模擬授業や生徒指導案の作成、教育相談のロールプレイなどを通して実践力を高め、4年次には中学校や高校で教育実習に臨みます。
また、現在、小学3年生から外国語活動が始まっており、小中連携の英語教育が必要とされています。英語文化学科では、実践英語科目として児童英語の理論や実践に関する授業を開講し、より広い視野を持って多角的に英語教育が理解できる教員の育成を目指しています。

取得可能な免許?資格英語文化学科で取得可能な免許?資格は以下の通りです。

  • 高等学校教諭一種免許状(英語)
  • 中学校教諭一種免許状(英語)
  • 司書(任用資格)
  • 司書教諭(任用資格)
  • 学校司書
  • 日本語教師
  • 小学校英語準認定指導者
    (2022年度入学生まで取得可能)