Student Interview

文学部 日本語?日本文学科 2年 K.Rさん 

藤を選んだ理由は?

高校の古典の先生が藤の卒業生で「時代ごとに専門の先生がいて良い環境だよ」と、この学科を勧めてくださいました。本を読み言葉に触れるのが好きで文学部への進学を考えていた私にとって、司書の資格取得や学校司書の認定を目指せることも魅力的だと思い、藤への進学を決めました。

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古典文学の魅力は?

「古典文学A」の授業では、例えば『枕草子』の一節「雪のいと高う降りたるを」 の、香炉峰の雪に関する問答の場面において登場する人物の思惑や作者の意図までを考察しましたが、訳すだけではない文学研究の基礎を学ぶことができました。私は平安時代と、江戸時代の2つのゼミに所属しています。清少納言や紫式部、井原西鶴を中心に研究していて、10冊以上の文献を調べることも。疑問をとことん掘り下げることが、大学での学びの醍醐味だと感じます。時代を超えて読まれてきた名作でも、解釈に正解がないところが古典文学の面白さの一つ。授業で仲間と意見が分かれた場合、別々の解釈を発表することもあります。

今、頑張っていることは?

学科の「日本語?日本文学会」の活動に学生運営委員として参加しています。その活動の一環で、大学祭では卒業生である作家の氷室冴子について研究発表を行いました。また、履修している図書館情報学課程においては、情報?資料の整理の仕方や本の分類、図書館における情報へのアクセスの補助(レファレンス)などを学んで本の奥深さを知ることができ、図書館がいっそう好きになりました。大学の図書館での蔵書点検などのボランティア活動にも参加し、近々実習では学外の図書館にも行く予定です。好きな本に囲まれて、この上ない大学生活を送れています。

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(学年、掲載内容等は2024年取材当時)