羊毛から糸を紡いだり、布からシャツを仕立てたり、安全な家を考えて模型を作ったり…。実際に手を動かして実践的に学ぶ科目が多く、最初はとても驚きました。私はミシンや編み物が好きで入学後学ぶことの楽しさに気づき、今では夢中になって学んでいます。
私にとって藤は、まるで“豪華なビュッフェ”のような大学。魅力的な授業がたくさんあって、どれを選択するか迷ってしまうほどです。1年次には「衣?食?住」「福祉」「プロジェクトマネジメント」などの幅広い分野を学びました。様々な領域に触れることで、自分の新たな興味が見つかるのは嬉しいです。特に私は人との関わりやコミュニケーションに関心があり、会話する際の思考の過程や、話の聞き方?気持ちの読み取り方などを学ぶ中で、相手の考えや感情を理解することの大切さを実感しました。学科の多彩な授業を通して、将来に役立つ知識を身につけることができています。
家庭科は人の一番近くにある学びだと思っていて、将来は高校の家庭科教員として生徒の人生に役立つ知識を伝えていきたいです。教職課程の学びを通して、以前よりも人前で堂々と話すことができるようになったと思います。2年次からは週に1度、50分間の模擬授業をする機会があり、他の学生の発表も自身の学びに繋がりました。また、学校を訪問する機会もたくさんあり、家庭科教員として活躍する卒業生の方を含めて様々な先生の授業を見学させていただきましたが、ただ見学するだけでなくどんな意図で授業づくりをしたかについての話を聞けたこともとても勉強になりました。家庭科教員は学校に1名しかいない場合も多く、先輩と交流できる機会はとても貴重で嬉しかったです。
(学年、掲載内容等は2024年取材当時)