第4回まちかどCONNECT「源氏物語の男と女」を7月7日(土)に紀伊國屋書店1階のインナーガーデンで開催いたしました。
講演では、本学日本語?日本文学科の小山清文教授から、平安中期において女性が物語の作り手に進出したことで、それまで深く触れられることのなかった女性たちの内なる声が描き出される『源氏物語』の魅力や、物語の奥深い解釈の説明もあり、来場者の方々は熱心にメモを取りながら話に耳を傾けていました。
講演会に当初の予定を大幅にこえる約60名の方にご参加いただくとともに、ご参加くださった方々へのアンケートでは、「『光る君へ』の内容と重ね合わせながら聞いてみると面白かった」や「女性著者が描いた女性の問題と男性たちの描かれ方の対比が興味深かった」「『雨夜の品定め』の解釈を聞き、なんて深い内容なのだろうと改めて紫式部の視点の素晴らしさを感じた」といったありがたいご感想やご意見を多く頂戴いたしました。
まちかどCONNECTは、本学の研究?教育成果を広く公開することで、本学と地域社会の結び付きを強め、その発展に貢献することを目的としています。次回のまちかどCONNECTは、英語教育において学習者のエンゲージメント(参加?没入)を向上ないし低下させる要因が何であるかをテーマとして10月19日(土)に開催いたします。本学の研究?教育活動を知る機会として、お気軽にご参加頂ければ幸いです。