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2024.09.04
学部?学科
    #文化総合学科

【文化総合学科】夏期集中講義が実施されました

2024年夏も「文総特殊講義」が8月21日から26日に集中講義で実施されました。ご担当は田中佑実先生(人類学、北海道大学文化人類学研究室)です。サブタイトル「遠近で考える文化人類学」の講義は「文化人類学の成り立ちと研究を行なう上での姿勢や研究手法を学び」、田中先生の「フィールドワークの話を聞きながら自らの足元に目を向けることで、私たちを取り巻くあたり前を問い直し、物事を多角的に見る姿勢」、この習得もめざし行われました。

授業を少し見学してみましょう。北海道のアイヌ関係のモノ資料やサーミの資料が並べられ(サーミは主にスカンジナビア半島北部とロシアのコラ半島に居住する先住民族でフィンランド語に近い言語を話します)、受講者は先生のお話に聞き入っていました。3日目の23日は北海道大学の敷地内で文化人類学の屋外実習。「札幌」の理解を深められるよう、①札幌市時計台、②北海道立近代美術館、③サッポロビール博物館、の3班に分かれ調査して、24日、25日の土日も利用し各班で収集データの整理です。
最終日の26日は先生のご指導のもと、力強い発表が行われていました。授業の合間には、学生の希望を聞いて、先生によるムックリ(「口琴」とも表記されるアイヌの楽器)実演もありました。

全体の講義を通して、受講者は各自の関心をさらに深める機会となったようです。田中先生、ありがとうございました。

文化総合学科では毎年夏に「文総特殊講義」を実施しています。1年次から受講できる専門科目です。哲学、心理学や西洋史など、学科教員の専門科目に関連した講義を、外部の先生をお招きし開かれています。2025年度はどのような授業が受講できるでしょうか。

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