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教員紹介

名畑 嘉則
Yoshinori Nabata

所属
文学部 日本語?日本文学科
職位
教授
専門分野
中国近世思想史、日本儒学、中国古典学、漢文学
キーワード
漢字、漢文、中国思想、中国古典、日本儒学

主な担当科目

漢文学、日本文化論演習

オフィスアワー

水曜日Ⅲ講時、木曜日Ⅲ講時

現在の専門分野を志したきっかけ

私の母親は、祖父の仕事のため幼少期を満州で過ごしました。そのため、私も子供のころから満州での生活や中国の人々との交流などについて話を聞かされ、少しずつ中国に関心を持つようになりました。大学に入り、専攻として中国哲学を選択しましたが、この中国哲学研究室はひたすら漢籍を読む訓練に明け暮れる場でした。一文の中に三千年の歴史が詰まっているかのような文章を、典拠探しのため膨大な漢籍文献と格闘しながら読解して行くという地味な作業が妙に性に合っていたらしく、うっかり大学院博士課程まで在籍し、研究者として生きることになってしまった、というわけです。

好きな言葉

「これを知る者はこれを好む者にしかず、これを好む者はこれを楽しむ者にしかず」(『論語』雍也篇)
「何かをやり続けて楽しむ境地に達すれば、元々それが好きな人間にも勝る」と聞けば勇気が湧いてきます。

おすすめの書籍

『論語』?『水滸伝』 理由:片や古典中の古典、片やアウトローたちを描く痛快通俗小説。中国を理解するにはぜひとも両方を読んでみて欲しいところです。色々訳が出ていますが、どの訳で読んでもいいと思います。

Message
これから大学で
学ぶ方へのメッセージ
大学ではみずから学ぶという姿勢が大事になります。そして大学には学ぶための材料がふんだんに備えられています。図書やPCだけではありません。教員もその中の一つの要素です。質問しに押し掛ける、自主ゼミに引っ張り出す……等々、遠慮することなく大いに活用してください。