第11回 アシジの聖フランシスコ

第11回 アシジの聖フランシスコ

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私たちを見守ってくださるようにとの願いをこめて

去年の秋から大学の芝生に聖フランシスコの像が立っています。フランシスコは1181年(1182年とも)に、イタリアのアシジの裕福な家庭に生まれ、楽しい、はでな生活を送りましたが、神様から与えられた自分の使命はこれではないと悟ったとき、生き方をすっかり変えました。彼はキリストヘの愛に満たされ、神の望みに徹底的に応えました。それ以外の何ものにも束縛されないように、たいへん貧しい生活を送って、「心の自由な人」になりました。また、だれをでも、どんな欠点を持つ人をも皆兄弟とし、赦し、受け容れる「平和をもたらす人」でした。自然界のすべてをも兄弟姉妹と呼んで、大切にしていましたので「自然の保護者」に定められました。
このフランシスコは私たちの修道会の創立者ですから、私たちを見守ってくださるようにとの願いをこめて、修道院から大学に寄贈されました。
(カトリックセンター Sr.M.クレメンス)

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製造 イタリア
設置場所 北16条キャンパス中庭設置年2007年
寄贈者 マリア院