中学時代の担任の先生に憧れ、自分も中学校教員になりたいと考えていたこと、また得意科目である社会科の教員免許が中学校と高等学校の二校種の取得ができることから、教職課程を受講しました。
1年次から教育に関する科目が履修できること、2年次、3年次と学年が上がるにつれ学ぶ内容が概論的なものから専門的に、深く学べるということも魅力だと思いました。また、教育実習に向けた事前指導が手厚いということも受講のきっかけです。
教師の役割、生徒とのかかわり方、教育史や教育制度、教育心理学など様々なことを学びます。「教育方法論」や「教師論」の授業などで理論的なことを学んだ上で模擬授業で指導方法を実践することで、生徒たちに伝えたいこと、学んで欲しいことはどうやったらよりよく伝わるのか、学べるのかというのをアドバイスしてもらいながら試行錯誤できることが魅力だと感じています。
また、実際の学校現場での授業の映像を見ながら授業評価を行うこともあり、自分が教壇に立った時にどう授業するのかというイメージを膨らませながら教育について学ぶことができるというのも嬉しいです。
1年生の時に受講した「北海道の教育」の授業です。この授業では、北海道における教育について概観した上で、北海道の教育の歴史?学校教育の現状?課題について学ぶことができ、同じ北海道でも地域によって教育環境が大きく違うということがとても印象的でした。
資料や映像を見たり、学生同士でディスカッションしたりしながら、その土地に対応した教育をしていくためには何が必要なのか、教員側には何が求められているのか、北海道で教師になるために身につけるべき能力を磨いていくにはどうすればよいのか、ということを、1年生の時に考える機会があったというのはとても大きな経験だと感じました。
教職課程を通じて、教育や学校に関する理論を学んだことで、生徒が主体的に学べる授業づくりの方法を考える力が身についたと思います。教員が知識を一方的に教えるのではなく、教員の発問と生徒の応答によって授業が作られていく。分かりやすい授業を作り上げていくのはなかなか難しいですが、教員志望の仲間や先生のアドバイスを受けながら改善できているように感じます。
また、コンピュータや情報通信ネットワークの情報手段を適切に活用した、情報活用能力の育成を図るための学習活動を実現する授業を作ることも目指しています。
文化総合学科で学んだ社会科系科目の専門的知識や、教職課程の教科教育法や模擬授業などで学んだ指導技術を生かして、生徒が学ぶことの楽しさを実感できるような授業を作っていきたいと思っています。
また、「教育相談」や「教育心理学」などで学んだカウンセリングや学習や認知のメカニズムなどの知識を生かして、生徒が悩みを抱え込まずに学生生活を送れるように、学習面や精神面において寄り添える教師を目指したいと思っています。
大学では色々な考え方を持つ人に出会えたり、たくさんのことを学んだりできます。楽しい日々がきっと待っています!受験勉強は大変だと思いますが、頑張っている自分を褒めながら、体調管理にも気を付けて頑張ってください!
(学年、掲載内容等は2023年11月取材当時)